給水装置工事主任技術者は厚生労働大臣より交付される国家資格です。
給水装置工事主任技術者の有資格者を事業所ごとに置かなければ、指定給水装置工事事業者(市町村等の指定水道工事店)にはなれないので水道事業には欠かせない資格ともいえます。
また給水装置工事を行う際にも必ず給水装置工事主任技術者有資格者を配置しないといけないので、業界からの需要がとても高い資格ともいわれているようです。
給水装置工事主任技術者の職務は、水道法施行規則に基づき、給水装置工事に関する技術上の管理、給水装置工事に従事する者の技術上の指導監督、給水装置工事に係る給水装置の構造及び材質が水道法で定める基準に適合していることの確認など、給水装置工事の適切な施行を確保するためのとても重要とされています。
また、給水装置工事主任技術者の資格を有すれば、一定の指定条件を満たすことで全国で指定給水装置工事事業者(市町村等の指定水道工事店)の指定を受けることが出来ます。
給水装置工事主任技術者の受験資格は、給水装置工事に関して3年以上の実務の経験を有する者であれば誰でも受験する事ができます。
受験料16,800円
給水装置工事主任技術者試験日程は毎年10月最終日曜日に全国の試験場で行われます。
試験科目は「公衆衛生概論」、「水道行政」、「給水装置の概要」、「給水装置の構造及び性能」、「給水装置工事法」、 「給水装置施工管理法」、「給水装置計画論」、「給水装置工事事務論」ただし、管工事施工管理技士1級又は2級は、申請により試験科目のうち「給水装置の概要」及び「給水装置施工管理法」の免除を受けることができます。
建設業に特化した講義等を行う企業等が、給水装置工事主任技術者試験の今年度出題が予想される重要ポイントと過去の出題分析に基づく最重要項目について、合格対策のみに的を絞った講義と関連する過去問題の解説になどを行う講習会が試験の約1ヶ月前に全2日の行程で行われています。
とにかく過去問を解いていくとこがオススメです。
特に週刊住宅新聞社出版の「できる合格・給水過去6年問題集」や「できる合格・給水装置基本テキスト」が高評価を得ているようです。
・土工事の施工に関する次の記述の正誤の組み合わせのうち、適当なものはどれか。
ア 掘削深さが1.5mを超える場合には、切取り面がその箇所の土質に見合った勾配を
保って掘削できる場合を除き、原則として土留工を施すものとする。
イ 掘削深さが 1.5m以内であれば、自立性に乏しい地山であっても、土留工を施すこと
なく掘削することができる。
ウ 道路内における埋戻しは、指定された土砂を用いて、原則として厚さ30cmを超えな
い(路床部は 20cmを超えない)各層ごとに十分締め固めなければならない。
エ 道路以外の埋戻しは、発生土を用いて、原則として厚さ 50cmを超えない層ごとに締
め固める。
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・受水槽式による総戸数150戸(2LDK100戸、3LDK50戸)の集合住宅1棟の標準的な
受水槽容量の範囲として、次のうち、適当なものはどれか。
ただし、2LDK1戸当たりの居住人員は3人、3LDK1戸当たりの居住人員は4人とし、
1人1日当たりの使用水量は 250リットルとする。
⑴ 50㎥~ 75㎥
⑵ 75m㎥~100m㎥
⑶ 100m㎥~125m㎥
⑷ 125m㎥~150m㎥
・土工事の施工に関する次の記述の正誤の組み合わせのうち、適当なものはどれか。
ア 掘削深さが1.5mを超える場合には、切取り面がその箇所の土質に見合った勾配を保って掘削できる場合を除き、原則として土留工を施すものとする。
イ 掘削深さが 1.5m以内であれば、自立性に乏しい地山であっても、土留工を施すことなく掘削することができる。
ウ 道路内における埋戻しは、指定された土砂を用いて、原則として厚さ30cmを超えない(路床部は 20cmを超えない)各層ごとに十分締め固めなければならない。
エ 道路以外の埋戻しは、発生土を用いて、原則として厚さ 50cmを超えない層ごとに締め固める。
・給水管に関する次の記述の正誤の組み合わせのうち、適当なものはどれか。
ア 耐熱性硬質塩化ビニルライニング鋼管は、鋼管の内面に耐熱性硬質塩化ビニルをライニングした管である。耐熱性に優れているので、85°Cを超える給湯配管にも適している。
イ 架橋ポリエチレン管は、耐熱性、耐寒性及び耐食性があり、軽量で柔軟性に富んでおり、管内にスケールが付きにくく流体抵抗が小さい。
ウ 硬質塩化ビニル管は、引張強さが比核的大きく、耐食性があり、特に耐電食性が大である。しかし、直射日光による劣化や温度の変化による伸縮性があるので配管において注意を要する。
エ ダクタイル鋳鉄管は、 靭性に富み衝撃に強く、強度及び耐久性に優れているので、異形管の接合箇所に管防護はいらない。
・直結加圧形ポンプユニットに関する次の記述の正誤の組み合わせのうち、適当なものは
どれか。
ア 直結加圧形ポンプユニットの設置位置は、保守点検及び修理を容易に行うことができる場所とし、これに要するスペースを確保する必要がある。
イ 直結加圧形ポンプユニットの圧力タンクは、停電によりポンプが停止したとき、蓄圧機能により圧力タンク内の水を供給することを目的としたものである。
ウ 直結加圧形ポンプユニットは、通常、加圧ポンプ、制御盤、圧力タンク、副弁付定水位弁をあらかじめ組み込んだユニット形式となっている場合が多い。
エ 加圧ポンプは、うず巻ポンプ、多段遠心ポンプ等に電動機を直結したものであり、ポンプの故障や保守点検の際の断水を避けるため複数のポンプで構成され、自動的に切り替わるようになっている。
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難易度 | 普通 |
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合格率 | 34,2% |
年収 | 500万円 |
勉強時間 | 600時間 |
試験日 | 給水装置工事配管技能検定会にて |