バールカウンターで、ノンアルコールの飲料を入れる専門の調理人を、バリスタと言います。バーでシェイカーを振るうバーテンダーのノンアルコール版といえるでしょう。
もともとはイタリアの発祥であり、特にコーヒーのスペシャリストとして名高いのが特徴です。イタリアでコーヒーとは主にエスプレッソを指すため、エスプレッソは基本中の基本でもあります。
バリスタの資格取得方法は、まずJBAという団体が主催するレベル1クラスを受講するところから始まります。
現在、バリスタとしてなんらかのコーヒー抽出経験を持っている人であれば誰でも受講することができますから、まずこの講習を終了させます。
講習の修了証をもって、バリスタ試験Level1の受験資格を得ることが出来ます。講習終了後1年以内にこのJBAバリスタLevel1テストを受講し、合格することで晴れて一人前の認定されたバリスタとして活躍することができます。
このテストを90点以上でクリアするか、取得後1年の経験を積んだものはLevel2の受講が、Level2を95点以上か取得後1年以上の経験でLevel3を受講できます。
またLevel3を取得後、インストラクター資格をうけることができるなど、さらに上を目指すことも出来ます。
Level1では基礎技術、Level2ではお客様に対してコーヒーを含む啓蒙、Level3では亢進の模範となる態度をもつものとされています。
インストラクターは中でも、品位を保ち自己研磨に励みつつ、後身の育成が出来るものとします。
バリスタの資格試験は、主にLevel1、Level2、Level3、インストラクターによって内容が異なります。
Level1は、筆記試験50問と、エスプレッソ抽出ならびにカプチーノ製造の実技試験があります。
Level2は、筆記試験30問、テイスティング2種類、そしてエスプレッソ抽出、カフェマッキャート製造、デザインカプチーノ製造の実技試験があります。
Level3は、筆記試験30問、テイスティング5種類、そしてリストレットやルンゴを含むエスプレッソ抽出、デザインを含むカフェマッキャート抽出、デザインカプチーノ製造、ならびにカフェフレッドシェケラート製造の実技試験があります。
インストラクター試験の内容は、公式には明らかになっていません。
合格基準は明らかになっていませんが、試験と実技をあわせた総得点により判断され、後日郵送で結果が届き、合否が確定します。
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人によって個人差が最もでやすいのは一つの特徴でしょう。
オーナーバリスタと鳴れば年収も店の繁盛によって大きく異なってきます。チェーン店であれば、200-300万程度であることも少なくありません。
.概して日々の実務が大きく関係してきますから、勉強時間が何時間と一概に言えないところが大きいでしょう。
バリスタの資格自体の受講費用は、
Level1が15750円、
Level2が21000円、
Level3が26250円
とそこそこの値段です。
しかし、これだけではなく、必要条件に経験が満たない場合。
とくに初級のバリスタLevel1を受講する場合、スクールでの講習が必須となるため、こちらの費用が倍近くかかるのも現状です。
スクールは、Level1が38850円、Level2が52500円、Level3が63000円とかなり高額です。
しかしその分、特に上級レベルのテイスティングなど普段指導が受けにくいものに対しても、適切な教育が受けられるため、受講する人も多いのが現状です。
初級はとにかく基本知識を徹底的に叩き込み、普段の実務やスクールなどで正しい手技を覚えられるように努力する必要があるでしょう。
中級以降は筆記ももちろんのこと、態度や実技能力、テイスティング能力など感性的なものも点に入ってきます。
自ら適切な選別を訓練する場を効果的に設け、少ない場でも出来るだけ多くのことを吸収できるように努力しましょう。
また、実技面で充実しない場合は、やはり少々高くてもスクールを活用し、適切なトレーニングを受けることは非常に大切です。
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難易度 | 普通 |
---|---|
合格率 | 非公開% |
年収 | 400万円 |
勉強時間 | 600時間 |
試験日 | 協会で確認 |