個人経営の事業者など、毎月の所得申請は苦労が多いものです。
それでなくとも、役所に提出する書類は極めて複雑ですし、名前も難解であり、所得申告にはトラブルがつき物です。
こうした所得申請の際のアドバイザーであり、依頼されれば代わりに所得等申請などの処理を代行する役目を持つのが税理士の仕事です。
個人事務所が開業でき、会計士や社労士などと共にダブル以上のライセンスで運営していく人も少なくありません。
税理士の資格を取得するためには、一般的に大学卒業が条件であり、経済学部関連の必要単位を収めていることがまず前提となります。その他、上位資格である司法試験合格、公認会計士合格などの実績をもつもの、また専門学校による専門課程が上げられます。
これを元に、国が主催する税理士国家試験を受験し、合格する必要があります。
税理士の国家試験は、主に簿記論、財務諸表論の必須科目に加えて、法人税法、所得税法、消費税法または酒税法、相続税法、国税徴収法、住民税または事業税、固定資産税の中から3科目を選択受験します。
これらすべてに合格する必要がありますが、一部科目の合格を認めているため、毎年受けて少しずつ合格していくといった裏技のような取得方法も存在します。
いずれにせよ、税を扱う内容として、ひじょうに制度的なものが絡みますし、専門性はきわめて高く、難易度の高い資格ということができるでしょう。
やはり専門性が極めて高いだけに、合格率は10%とと決して高くなく、むしろ低いといわざるを得ません。しかし、上述したように、一部科目の合格を認めているため、難度としては中等度くらいということができます。
専門性がたかく、難解なため、勉強時間もそれ相応のものが必要となってきます。
じっくりと腰をすえて学習しましょう。
年収は資格の割りにはかなり高いということが出来るでしょう。平均年収ですから、これよりももらっている人もかなりいるため、金銭や数字に抵抗がなければ美味しい資格と言うことが出来そうです。
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税理士の資格試験自体は、1科目が3500円、そこから1科目増えるごとに1000円ずつ加算されていき、5教科で7500円となり、比較的お手ごろな値段ということが出来ます。
国家試験ですから、専用対策マニュアルなども多く発売されており、こうしたものを婦生めても3-5万程度で済ますことが出来そうです。
しかし、専門性が高く、内容も難解ですから、やはり個人差は現れるでしょう。資格セミナー等の講座を受講するという手もありますが、おおよそ20万前後が予想されています。
高いですが、将来の年収を考えるとかなり堅実ではあるため、ニガテな人は、思い切って資格講座に投資するのも一つの手でしょう。
資格講座では、テキストや参考文献、必要な情報に至るまですべてそろえることが用意ですから、やはり値段に見合うだけの優位性があります。
税理士の国家試験においてもっとも厄介なのは、リアルタイムに税制がかわっており、それに対応して常に覚えなおさなくてはならないことです。
すべての税率が変更されることは稀ですが、タバコ税もそうですし、所得税や控除などにいたるまで、市区町村によっても違うほか、細かいところでマイナーチェンジが頻繁に発生します。
従って、結局は一年でカタをつけるように努力し、テキストや参考書も最新のものを利用して勉強するようにしましょう。
教科が選択できるので、なるべくさらっとあらかじめ内容を見ておき、自分に適した、いけそうな教科を選択していくことが大切です。
後は問題集をひたすら読み、必要な数値は最新のものに変えて、傾向と対策を覚えつつ、学習を進めましょう。
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難易度 | 超難関試験 |
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合格率 | 10% |
年収 | 713(推定)万円 |
勉強時間 | 2500時間 |
試験日 | 「複数あり」8月6日から8月8日 |