IT化が進み、様々な業務がサーバーやワークステーションといった大型コンピュータによって管理される時代となりました。
こうした大型コンピュータと気っても切り離せないのが、LANやWANといったネットワーク構築です。
ルーターやインテリジェントスイッチといった、高機能なネットワーク配線装置が個別で登場しているお陰で、CISCOという名前は、名実共にネットワークのスペシャリストの代名詞として存在します。
その中でもネットワークセキュリティの専門家として、様々なセキュリティレベルを踏まえたネットワーキングが出来る、そんな人材の認定として、CCSP/CISSPが登場しました。
CCSP/CISSPの資格を取得するには、まず大前提としてルーターやスイッチを使ったネットワーク構築の基礎中の基礎CCNAの資格を取得することが第一条件です。
この資格により。シスコ製品を使用して、小~中規模のネットワーク構築を一人で行える、と認定された上で、以下の5つの技術に対しての試験にパスのが条件です。
5つとは、ルーターセキュリティ(SECUR)、ファイアウォール(CSPFA)、VPN(CSVPN)、侵入見地システム(CSIDS)、SAFEブループリント(CSI)となります。
それぞれに一つずつテストがあり、それをすべてクリアする必要があります。
CISCOのネットワーク資格は、ネットワーク界のなかでも王道とよべる代物です。
現在、ネットワークの基礎の段階としてCCNAという資格名があがりましたが、この資格は全部で3段階あり、CCNAは初級、中級にCCNPという資格があります。
CCSPは、階級でいくとこのCCNPと同等の中級資格ということになります。
とはいうものの上位資格であるCCIEというものは、日本でも数えるほどしか合格者がいないほど貴重な存在ですから、実質スペシャリストとして広く汎用性があるのは中級レベルの資格がオーソドックスといえるでしょう。
CCSPはその中でもとりわけネットワークセキュリティに特化した確固たるITスペシャリストとしての認定力を備えているといえるでしょう。
前提としてCCNAを取得していることが大きいでしょう。これにより、難易度はグッと高くなります。CCNA自体でも落ちる人はあっさり落ちるものですから、しっかりとした学習が必要となります。
ネットワークの基礎を叩き込み、また5教科すべてをさらうには一朝一夕ではできません。
テスト問題も、一つ一つがCCNAと同等あるいはそれ以上の難易度と専門性をもちますから、心して勉強に取り組む必要があります。
年収も500万前後からとわりと高額な専門職として道が用意されています。
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初級としてはそこまで高くなく、合格率も70%といわばがんばれば誰でも取れる範囲ですが、上級試験としては、10%とかなり難関であるといえます。
しかし、たとえ点数が低くとも、称号がもらえるため、難易度判定を少し下げています。
業務の一環として使用するには、実技がものをいいますからあまり関係ないかもしれませんが、上級、ウィザード級はかなりのアピールになるでしょう。
なんといっても基本はCCNAです。
一度基本に立ち返り、まずはルーターおよびスイッチの基礎を正しく復習しましょう。
5つある専門領域のテストも、このテストにプラスアルファされるものです。
基本が判っていると、案外応用がすんなりといきますから、侮らず立ち返りましょう。
その上で、バイブルとも呼べるCISCOが出版している資格用の専門テキストがありますから、これを元に着実に各領域の知識を習得していきましょう。
できることなら、安いスイッチやルーターを購入し、実際にiOSのセットアップや実機でのネットワーキングテストが出来ることが望ましいです。
20代 2011年合格
近年話題のネットワークセキュリティ部門のスペシャリストを目指すべく、CCNA securityから続けて、CCSPを取得しました。
会社にラボがあり、そこで手厚い教育が受けられましたが、やはりそれをもってしても5つすべてを1発で取得するのは至難の業です。
必ず苦手なあたりが出てきますから、くじけずゆっくりと覚えていきましょう。
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難易度 | 難しい |
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合格率 | 30-50% |
年収 | 500万円 |
勉強時間 | 1000時間 |
試験日 | 随時 |