アメリカなどでは日常的ですが、日本で銃犯罪というのは極めて少ない傾向があります。
それは、日本の中で、銃の取り扱いが厳しく制限されているからにほかなりません。
銃が所持および使用できるのは、「警察官や自衛官、そして公安委員会の所持許可を得たもの」という規定が銃刀法の第3条によって決められています。
この「公安委員会の所持許可を得たもの」に該当するのが、猟銃免許になります。
猟銃免許は、狩猟の目的に限り、規定の銃を所持できる免許であり、これをもたないものが銃を使用することは刑罰の対象となります。
ある意味、自動車免許と似ているといえますね。
チャプター2 猟銃免許の資格取得方法
猟銃免許の資格取得方法は、かなり長いプロセスを踏むことになります。
まず、初心者講習を受け、そこで認定されると教習資格が得られます。
教習とは、主に射撃のトレーニングを専用の射撃場で行う権利のことを意味しており、自動車教習所と同じような意味合いを持ちます。
猟銃用の火薬類等の譲受申請を受けたあと講習を受け、そこで規定のレベルをクリアすると晴れて所持許可が得られます。
ここまでが、所持許可に関するプロセスです。
ここから猟銃資格の取得として、準備講習会を受講、これが終わった時点で最終テストである、免許試験を受けることができ、これに合格することで晴れて猟銃資格を得ることが出来ます。
猟銃資格試験は、筆記試験と適正試験、実技試験の2つに分かれます。
筆記試験は主に共通試験として、鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法令及び鳥獣の保護管理に関する知識、鳥獣に関する知識、があり、また猟具に関する知識として銃の取り扱いや構造、法律にかかわる試験があります。
70%をボーダーとして合格が決定します。
この後、適正試験として、聴力、視力の身体検査があった後いよいよ実技試験となります。
実技試験は、銃器の点検・分解・結合、銃弾の装填・射撃姿勢・銃弾の脱包、団体行動時の銃器の保持・携行・受渡し、休憩時の銃器の取扱い、空気銃の圧縮操作・装填・射撃姿勢、距離の目測、鳥獣の判別などの銃の構造や取り扱いをメインに見られます。
結果は後日郵送で送られてきます。
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猟銃資格についてまわるのが銃です。
この規制の厳しい日本の中で、猟銃はどれくらいの値段で取引されているのでしょうか。
多くを見てみると、大体中古でも15万から20万近くします。
これに玉代などを加算すると、お世辞にも安いとは言えず、+10万ほどになるでしょう。
とにかく、出回っている数自体も少ないので、なかなか高価な代物といえそうです。
チャプター5 猟銃免許資格に受かるための勉強方法
事前講習にて、試験例題集が出されるなど、様々な対策が施されているため、しっかりと講習をうけ、出されたものはきっちり覚える努力をしていきましょう。
特に、かなり正確に答えないと筆記はおちますから、具体的な数なども含め、丁寧な学習が合格への近道となります。
また、市販の問題集などを見つけたら、是非取り組んでみましょう。
昔と異なり、公安が免許を発行しづらくなっていますから、試験の難化が容易に予想できます。
心してかかりましょう
40代 2007年合格
金持ちの道楽で取得しましたが、維持が大変です。
本当に生き抜きにたまに藪に入ることはありますが、区域も制限されていますし、ほとんど取れることはありません。
完全に日本では趣味の延長といえるでしょう。
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難易度 | 普通 |
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合格率 | 20% |
年収 | 200万円 |
勉強時間 | 50時間 |
試験日 | 年3回 |